2010/6/19 木の家スクール名古屋第2回目講義
山辺豊彦氏 山辺構造設計事務所 代表
〝わかり易い木構造〝
今年度は新しい受講生が多いことから、基本に立ち返っての講義になりました。
今年で8年目の木の家スクールですので、山辺先生の講義は通算15〜16回目になります。常連の受講生は、きっと「何度も聞いたな〜〜この話」と思われたでしょう。
確認申請時には4号特例で提出を求められてはいませんが、
1.壁量の確保
2.壁配置のバランス
3.柱頭・柱脚の接合方法
4.基礎の仕様
は設計をする際は、必ず検討をする必要があります。
木構造の基本構成は 軸組みと体力壁と水平構面とそれらを支える地盤・基礎ですので、
上記の4項目に加えて、壁倍率に応じた水平構面の強さ(床倍率)や、外周部の接合部の強さ(接合部倍率)をしっかり検討しておくことも大切です。
次回(11月6日)の山辺先生の講義には、受講生の設計した(している)建物の構造チェックを計画しています。先生のアドバイス、講評を頂きたい方は、ぜひ受講会場で運営委員までご連絡ください。
文責 寺川千佳子