2016年08月22日

木の家スクール名古屋2016 第3回:7/30(土)フィールドワーク後半

地域型ゼロエネルギー木造住宅を体感する

講師:金子 一弘 氏(協同組合東濃地域木材流通センター(木KeyPoint)代表理事)

 

フィールドワークの最初の訪問先である加子母の明治座から移動し、東濃地域木材流通センター(木KeyPoint)を訪問しました。

まず、金子一弘さんの講義を伺いました。
金子さんはこれまで、比較的寒冷な恵那の気候に適した住宅をどのようにつくるべきかを模索し、東京大学と協同するなどして、土壁を用いたゼロエネルギー木造住宅のあり方を検討してきました。
詳細なシミュレーションにもとづいて複数のモデルルームを建設し、データを検証して改善することを続けています。
最近では、土壁の外側にドイツのパッシブハウス水準の断熱を施した住宅を建設し、調査をはじめたとのことでした。

続いて、モデルハウスの見学を行いました。
ダイレクトゲインを十分に得るために、南側に吹抜けと大型の窓が設けられています。
土壁を用いた住宅2棟ですが、日射遮蔽が弱いモデルと、しっかりと窓外側にブラインドを設けて日射遮蔽を施したモデルを体感することができました。
また、Low-eペアガラスなど窓の対策や24時間全館空調の床下吹き出しシステムなどを見学しました。

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さらに、地元木材の流通拠点である東濃桧を中心とした木材製品市場の見学もさせていただき、盛りだくさんの充実した見学会となりました。

(文責:宇野)

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