それぞれに、持ってきたお弁当を雨上がりの森の中で広げて食べ終えたあと
いよいよ速水林業の森林を速水さんのご案内で巡ることになりました
まずは、森林管理用のダンプにご挨拶。ベンツ社の年代物のウニモグという名前の4WDダンプ。実際に見るのは初めてでしたが、今は貴重品のお宝が現役で活躍してます。
ホースセンターという建物があったのですが、つい森林でホースというと馬を想像してしまうのですが、そうではなくて、森林で使用する機械の油圧のホースを指しているとのこと。ここでは、ホースやワイヤーなども森林の中に放置することなく、必ず持ち帰り、廃棄物の処理を分別して行っているとの説明。ドラム缶の中身は、廃棄物です。
速水さんの軽快な名調子でフィールドの説明が始まりました
天然絞りの床柱になる林です。最近では需要が減っております。家に床の間の無いというのは、普通になってきてますから。
最近話題となりました映画「ウッドジョブ」で、主人公が杉の種をとるシーンがあるのですが、それを撮影した木が並んでおりました
高樹齢の木もたくさんあります
重要文化財に使われる森林の前で、参加者そろっての記念写真
苗木もすべて、いろんな実験をされながら、自ら作られておりました。挿し木による育苗です。
集積場所には、すばらしいヒノキがたくさん集められてきております。
森の資料館もあり、ここでは、森林の作業道具や山の記録が展示してありました
今回は、前回の時とは、また、違った発見のあった見学会でした
速水さんの勉強されたことが、フィールドで生かされ、実践されていることでは、脱帽でした。
日本の林家のなかでも、トップになられている理由は、この実業を見て理解できました
日本の木材が、正しい価格で流通され、山と海の環境も守りながら、私たちの暮らしが健康に過ごせますように
願いたいと思いました。
早朝からのバス小旅行は、好評のうちに終わり
帰りのバスは、心地よい揺れを感じながら、ゆっくりと睡眠に誘われ、あっという間に
新鮮な緑の空気の環境から都会の排気ガスに満たされた名工大につきました
また、10年後に訪れてみたい森でした
(文責 大江忍)