2016年09月10日

木の家スクール名古屋 第4回 9/10(土)第一部 佐藤義信氏

佐藤義信
(KUU・KAN設計室主宰、㈱日建設計顧問)
  『先人の価値観を受け継ぐ京都迎賓館』

このタイトルでの予定でしたが、10/22に同じこの会場で
インテリア学会の講演にて、お話しが重なる可能性があるので
テーマを変更、どちらも聞いていただきたいといことで

今回のテーマは、
そうだったか、日本の建築

日本の歴史から愛国心とはなんだでスタート
日本の建築は、宮殿や城のような権力のための建築ではなく、
住まいを藝術の域まで高めた唯一の国
日本の建築の歴史から、屋根、柱、壁、建具、床とはどういものかということ、
マナーの話し、日本人の身長の変遷で、古墳時代は、明治時代よりも背が高かった
尺貫を変えながら税金を搾取してきた話し
唐破風は、日本独自のもので、ブルーノタウトは、間違えていたなど
興味深い建築と日本の歴史的にまつわる根本的な内容で前半はお話をされました

後半は、今まで設計されてきた京都迎賓館、身延山久遠寺、大森寺の具体例について解説がありました。
京都迎賓館については、大きなガラスを使用して、一番見えないところに工夫をされたことや、見えない地下の話やテロ対策など、設計にご苦労されたお話しを伺いました。
身延山久遠寺報恩閣では、特徴あるてり、むくり屋根のデザインをされたこと。
大森寺復興事業では、伝統的な木造建築の本堂を建て、建ててる最中は、非常に面白く関わられたとのことでした。

数多くの大規模な設計に携われた佐藤先生は、引き出し多く、
まだまだたくさん、経験談をお聞きしたいと思います。

京都迎賓館については、
10月23日(日)14:45~16:15
テーマ「現代和風の態様」
会場 1F0211室

にて、詳しく講演をされますので、入場無料ですので、是非、聴講されてはいかがでしょうか。

(文責 大江忍)

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