2015年03月22日

木の家スクール名古屋 2014/7/12 第一部

木と土の家の温熱環境デザイン

講師 宇野勇治氏(愛知産業大学・准教授、宇野総合計画事務所・代表)

2014年度2回目の講義、前半は木の家スクール運営委員長でもある宇野勇治氏による講義でした。宇野氏は現在、愛知産業大学建築学科の准教授であり、伝統構法の住宅を中心に設計業務も行っています。

 

2014宇野先生講義風景

 

今回の講義内容は、大学での授業で学生と制作した日干し煉瓦などの紹介から始まりました。続いて長年研究をしてきた古民家の温熱環境や、土壁を使った住宅と一般的な住宅との温熱環境の比較実測結果などについて話が進み、最後は実験住宅でもあるエアコンがない自宅の温熱環境や通風のとり方、日射遮蔽や断熱についての工夫などが紹介されました。

 

「作り手側からできる提案、住み手側からできる工夫、お互いがちょっとしたひと手間をかけること」で、現状より少しでも省エネで快適な暮らしが出来るのではないかという一言が印象的でした。

(文責:宇野美喜)