2013年度の、緑の列島 木の家スクール名古屋 がはじまりました!
第1回の講師は、岐阜県森林文化アカデミー准教授の辻充孝先生。
前半の講義タイトルは、『省エネ法とはなんだ? 1次エネルギーを計算してみよう』。
2020年にはすべての新築住宅が、省エネ法にもとづいた「外皮性能」、「一次エネルギー消費量」の基準に適合する設計とすることが求められます。聞いたことはあるもののイメージしづらいこれらの内容についてわかりやすく解説をいただきました。
まず、環境性能評価手法の整理整頓ということで、品確法、省エネ法、CASBEE、自立循環ガイドライン・・・などなどざっと概観し、平成25年省エネ基準の位置づけなども紹介いただきました。
続いて「環境家計簿」による評価方法を教えていただきました。辻先生のお住まいのを事例に説明いただきましたが、消費エネルギー量の少ないライフスタイルと、とても素敵な木の家でした!
後半では、『結露はなぜ起きる?仕組みがわかれば怖くない』と題して講義をいただきました。
結露被害の実例を挙げていただき、内部結露、表面結露がなぜ起きているのかを説明いただきました。
内部結露を防ぐには、湿気を壁内にいかに入れないようにするか、それと併せて入ってしまった湿気をスムーズに外部に排出する対策を施しておくことが必要。
そのための素材の透湿比抵抗一覧をお示しいただき、透湿抵抗の計算方法、判定方法を説明いただきました。
一見とっつきにくい内容をわかりやすく、そして楽しく説明いただき、終了後には、懇親会にて受講生のみなさんとも交流を深めることができました。
今年も一年、どうぞよろしくお願いします!
(文責:宇野)