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2008年10月23日

未乾燥木材の割れ「欠陥ではない」・・勝訴

未乾燥木材の割れ「欠陥ではない」・・・・・・
と東京高等裁判所が勝訴「判決」。
詳しく「ケンプラッツ」ネットニュースに掲載されました。
「NPO緑の列島ネットワーク」監事、「匠総合法律事務所」秋野弁護士が
勝訴の判決内容をセミナーで公開しました。

内容の1部
「木が割れるのは一般的に見て当たり前のことなのに、訴えが構造部分に
関わっていたため、二審判決までに4年もの時間がかかった」。セミナー主催者である

匠総合法律事務所代表の秋野卓生弁護士は、そう話した。同法律事務所が弁護に
当たった木材業者は、和解でなら多少の負担には応じる用意があったものの、
住宅会社側が譲らなかったという。

詳細
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20081017/527180/

詳細


2008年10月15日

2008/11/14  講演会「ドイツの木造建築の現場と背景」のお知らせ!

爽やかな秋空の頃、皆様には益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。
さて、この度『ドイツの木造建築の現場』を知ろう!という趣旨で
講演会を行うことになりました。
ドイツの環境共生住宅の先進的な事例は有名で、
皆様もご存知のことと思いますが、
木造についての情報をなかなか得ることが出来ません。
そこで、今回、ドイツ在住のジャーナリストである池田憲昭氏を
迎え、ドイツの木造建築について、お話いただきます。
ドイツでの木造建築の需要、川上から川下までの流通、
職人制度についてなど、幅広いお話を
聞けるチャンスですので、皆様お誘いあわせの上、
是非ご参加ください。
題目  「ドイツの木造建築の現場と背景」
内容
・ ドイツで最近伸びる木造建築
・ 現代の要請に耐える木造建築技術
・ リフォーム事情 -断熱リフォーム
・ 住宅産業構造と木材チェーン
・ 木材チェーンの活性化 -黒い森木材チェーン協会の例から

日時:11月14日 18:30~21:00
場所:品川区 きゅりあん 第2講習室

http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/index.html

参加費:2000円
定員:70名
参加ご希望の方は、お名前、ご所属、ご住所、お電話番号、E-mailアドレスを
『ドイツの木造建築の現場を知る会』世話人の
江鳩景子(keiko@ebert-netz.de)まで、お送りください。

主催『ドイツの木造建築の現場を知る会』
共催『NPO法人 緑の列島ネットワ-ク』・『エコスの会』

講師:池田憲昭
ドイツ在住 日独コンサルタント
1972年長崎県生まれ
1997年岩手大学人文社会科学部卒業
2002年フライブルク大学森林環境学部卒業
2003年より、ドイツで通訳、ジャーナリストとして活動を始める。
黒い森木材チェーン協会の広報担当を努める。
数年前より、日独の環境関連事業のコンサルタント業へ業務拡張。
林業、建築、自然エネルギー、地域振興、グリーンツーリズムの分野での日独交流の活性化を図っている。

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『ドイツの木造建築の現場を知る会』
江鳩 景子 keiko@ebert-netz.de
Handy 090-7285-4676 
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2008年10月9日

2008/10/1国土交通省伝統的構法の設計法及び性能実験 第二回検討委員会

10/1に東京の住木センターにて、国土交通省伝統的構法の設計法及び性能実験検討委員会に出席してきました。
実務者の委員は私を含めて3名です。
この委員会は、なぜ作られたかというと、簡単にいうと、日本の伝統的な木造構法を建築基準法の中にちゃんと位置づけるための会議です。
改正基準法で、実務者が使用できる唯一の計算方法でもある限界耐力法が、適判の対象となり、許可をいただくのに、大きなビルと同じプロセスの許可方法になってしまったことを発端に、もっと簡単に実務に活かせるようにしたいというのが狙いです。
このままでは、伝統構法があまりにも複雑な申請から、敬遠されて、なくなってしまうのではないかという危機的な局面でした。  

議事内容は、
1、前回議事録の確認 18:10~
2、試験棟の仕様等について
3、試験棟の建設状況について
4、振動台実験工程と加振計画等について 19:05~
5、公開実験の広報等について 19:53~
6、各作業チームの取り組みについて 20:06~21:20 

私としては、実務者としての発言をさせていただきました。
学者の方が、実務でない部分での研究対象だけで、伝統木造を語り、数値化することでしか第三者に説明ができないという中で、歴史に残る建物は、複雑な計算もされずに、現存しております。
知恵のある大工を始めとする職人の力によります。
なんとか、伝統構法を日本の匠の技として残しておきたいものです。  

すでに、実験棟の建設が始まっており、12月には、実際の建物を揺らしてデーター取りも始まります。

住木センターより、10月中旬には、見学者の募集も始まりますので、興味のある方は、実験を見られるといいかと思います。

当法人としても、団体での見学募集を近々にします。
見学日は、11/28(B棟) 12/4(A棟)です
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(文責 理事長 大江忍)

2008年9月24日

2008/9/23  2007年度通常総会報告

2007年度通常総会報告

9/23 12:30~13:00 名古屋工業大学にて通常総会が開催されました

 総会にて議長に佐野春仁氏が議長となり、審議の結果すべての議案が可決されました

ここにご報告いたします

1号議案  2007年度事業報告
(自 2007・08・1~至 2008・07・31)
活動報告
2007.05.19 ~2007.11.24
近山スクール・名古屋2007(共催)
         講義6回、フィールドワーク1
主催―名古屋工業大学木の文化研究フォーラム
        共催―当法人  
 
2007.09.14 建築基準法改正に関するセミナーにコーディネーターとして参加(理事長)

―呼びかけ団体 (東京、住宅産業研修財団会議室)
2007.09.24 2007年度 第1回理事会(名古屋)
2007.09.24 2006年度 通常総会(名古屋工業大学)
            近山スクール名古屋5周年記念講演会
(近山スクール名古屋一般公開講座)
パネルディスカッションなど
           基調講演―宮脇昭氏、テーマ「森づくり・木の文化づくり」
        2007.10.13~ 2008. 3.15 
 近山スクール・東京2007(共催)講義開始
講義6回、
主催―近山スクール東京
共催―当法人
2007.11. 3  シンポジウム「木造都市は可能か?」
            名古屋―木工機械展にて
            主催 :木造都市シンポジウム実行委員会(主催団体として参加)
2007.12.7  建築基準法改正に関するセミナー第2回にコーディネーターとして参加(理事長)
(東京・秋葉原にて)
「これからの木造住宅を考える連絡会」の設立に参加表明
2008.01.10  近くの山の木で建てた住宅コンテスト募集
主催―近山スクール東京
共催―当法人
2008.01.31 国土交通省建築指導課、木造住宅振興室と建築基準法改正についての会合に参加 
2008・02・12 生物多様性条約(COP10)誘致構想に係る意見交換会に参加
2008.02.14 メールニュース VOL1 配信開始
2008.04.20 京のそまひと工房・里山交流会―後援
2008.05.31 近山スクール名古屋 2008 講義開始
2008.07.12 「このままでは伝統構法の家がつくれない」
          フォーラム開催(東京・工学院大学)
          主催―これからの木造住宅を考える連絡会
2008.07.19 一般公開講座「緑の日本であり続けるために」講師:赤堀楠雄氏
(名古屋・名古屋工業大学)
主催―近山スクール名古屋
共催―当法人
メールニュース配信報告
VOL1 ― 2008.02.14
VOL2 - 2008.03.22
VOL3 - 2008.04.30
VOL4 - 2008.06.05
VOL5 - 2008.06.27
  
第2号議案   2007年度会計決算報告
(第5期 自 2007・8・1~至 2008・7・31)
    会場にて別紙回覧
第3号議案   2007年度会計監査報告
 会場にて別紙配布
第4号議案    2008年度事業計画案
(自 2008・8・1~至 2009・7・31)
・  森林ボランティア基金の助成金交付
当法人に登録されている地域グループボランティアによる森林の手入れ作業への応援資金として役立て、林業に従事していない一般の方が、山に入りやすくする環境づくりや、山の実状を多くの方に知ってもらうために助成金を交付します。
(建築現場、森林見学会、セミナー等には助成できません。)1グループ 5万円 (6組募集)総額30万円
・ ホームページの運用について
引き続きプラットホームとしての活用を図るために、会員からの情報を会員ニュースとして掲載する。即時性を必要とされるために会員からの情報提供は、E-mailを通常とする。リニューアル後の活用が、少ないために多いに、BLOGを会員および近山スクールの受講生は自由に、活用できるようになった為、地域グループ、および各会員の情報交換、情報発信の場として活用を図るように会員に呼びかけたい。
・ メールニュースについて
昨年度より、配信を開始した。主に即時性を伴うニュースや会員の見学会等のイベント告知がブログでなされた際に各会員に配信する
・ ニュースレターについて
発行回数(季刊年1回)の予定。多くの会員からの情報も発信できるような誌面構成とする。予算の都合上、紙媒体より電子メールニュースに意向した。
・ 近山スクールについて
【名古屋】
5月31日より「近山スクール名古屋」5回の専門講座と2回の一般公開講座を実施中
主催:名古屋工業大学 木の文化研究フォーラム
共催:NPO法人 緑の列島ネットワーク
【東  京】
10月4日より「2008 近山スクール東京」6回の講義と1回のフィールドツアーを実施予定。
    主催:近山スクール東京実行委員会
                芝浦工業大学生涯学習センター 
・ これからの木造住宅を考える連絡会による他団体と交流および協働活動の実施について
日本の山の木を適切に活用するのに最も適した工法である、伝統的構法を守るために、市民や専門家へ他団体と共にフォーラムなどの活動に、今後も参加する。
・ 伝統的構法の設計法及び性能検証実験 検討委員会への委員として参加
    随時メールニュースにて報告をいたします
以上


第5号議案      2008年度  会計予算案  
               会場資料に添付第6号議案      役員改選について          
               再任

第7号議案      その他               特になし

               特になし 

総会後、近山スクール名古屋の一般公開講座を聴講のあと、懇親会を行った            

 

 


2008年8月27日

2008/9/23 緑の列島ネットワーク 総会 と 一般公開講座のお知らせ

来る9/23(火)祝 12:30より、名古屋工業大学  2号館F1教室 にて2007年度定期総会を開催します。

会員の皆様におきましては、ご多忙かと思いますが、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

尚、当日は、13:30より17:00まで、同じ会場にて、引き続き、近山スクール名古屋の一般公開講座を開催いたします。

今回は、東京の風基建設の代表である渡辺隆氏をお招きしております。

テーマ「文化財と大工」「伝統構法の歴史とこれから」

渡辺氏 建築建物1

 

渡辺氏は、数多くの文化財や民家の改修、伝統構法による住宅建設に従事され、生生しい現場でのお話がうかがえるかと思います。

詳しくは、風基建設ホームページ http://www5e.biglobe.ne.jp/~fu-ki/index.htmをご参照ください。

参加費  一般および会員 1000円     学生 500円

受講申し込み  FAX 052-735-5182

           MAIL  chikayama.jimu@gmail.com