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2013年10月11日

2013/10/19 これ木連  連続講座「伝統建築技術の先進性と建築基準法の問題点」

 

 

 わが国の伝統建築技術は、苦難の時代にある。重要文化財ですら不本意な耐震補強が施され、無残な姿を示すに至っている。
「耐震技術とは何か?」  2011.3.11の被害は、国土交通省の政策を根幹から揺るがしたといっても過言ではない。
数多の防潮堤が脆くも壊れ、多くの沿岸都市に大被害をもたらしたことは、予期しなかった津波のためと言い逃れたが、関東地方から東北地方の広い範囲で河川の堤防が破損し、防潮堤も良く見れば、地震振動による地盤の液状化が被害を大きくしていた。
そして、耐震工学に更に不都合なことは多くの耐震補強建物が大きな被害を蒙り、未だ耐震補強の施されていない老朽建物が無被害であり、多くの免震建物でも免震ディバイスの破損が続出したことである。耐震工学は、このような問題を露呈したにも拘らず一向に反省していないかに見える。
伝統建築技術を担う大工棟梁を頂点とする建築職人集団は、無論、耐震ばかりで設計しているのではなく、ありとあらゆる災害に対して安全にするばかりでなく、施主の潜在的な要求にも対応して、長期にわたって機能的で快適で、しかも地域の景観の向上にも寄与する建築を設計・生産し、万が一問題があれば、それに責任を取る。
思えば伝統建築技術は、古代から絶えず改良を重ねてきたものであり、数多の実績があり、天皇家を始めとして多くの領主、社寺の信頼を勝ち取ってきた。絶えざる技術改良の努力の結果、常に先端を進む自負と何と言っても責任を取る姿勢が評価された。
それにも拘らず、伝統建築技術が危機に立たされている。建築基準法は、伝統建築技術には省エネルギー的な配慮が不足していると言った新たな課題さえ突きつけて来ている。
伝統建築技術は建築基準法とどう向き合うべきか、参加者と共に2回連続で考えてみたい。
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【日 時】第1講 平成25年10月19日(土) 13:30~16:30(開場13:00)
第2講 平成25年11月16日(土) 13:30~16:30(開場13:00)
【会 場】中央工学校17号館4階 1741教室(東京都北区王子本町1-26-17)
JR京浜東北線王子駅北口、東京メトロ南北線王子駅3・5番出口歩5分
http://www.chuoko.ac.jp/map/index.html
【講 師】 渡辺 一正 氏 元建設省建築研究部長・NPO市民文化財ネットワーク鳥取 理事長
【定 員】60 名(申込順、定員になり次第締切)
【参加費】各回2,000円
【申込・問合せ】これ木連事務局
(NPO日本民家再生協会内 担当:荻野)
TEL:03-5216-3541 FAX:03-5216-3542
Eメール:koremoku@e-mail.j

【案内・申込書】 第19回伝統建築技術が当面する問題点―その要因―「伝統建築技術の先進性と建築基準法の問題点」案内・申込(pdf)
【インターネット申し込み】 mousikomi01.gif

【締 切】第1講分10月16日(水)
第2講分11月13日(水)…第1講分と同時にお申込みください
参加者1 名ごとに、氏名、所属、電話、ファクス、メールアドレスを明記のこと。
【主 催】これからの木造住宅を考える連絡会(これ木連)


2013年8月29日

木の家スクール富山 2013年度 受講生募集のお知らせ!

「木の家をつくる達人養成講座」
緑の列島木の家スクール富山2013
今年は、2013年11月9日から開講します。
今年度の受講をお待ちしております!

 

■講義内容
第1回(11/ 9)木材住宅省エネ講座Ⅰ
        野池政宏 住まいと環境社 代表
第2回(12/14)木造住宅省エネ講座Ⅱ
        野池政宏 住まいと環境社 代表
第3回( 2/15)木を使いこなすための木材講座
        有馬孝禮 東京大学名誉教授
第4回( 3/ 8)地震に強く火にも強く環境にも優しい木造住宅の実践例
        安井 昇 桜設計集団 代表、木造防火研究者
外部研修(12/ 7)構造要素実験見学および、木構造の講義
        後藤正美 金沢工業大学環境建築学部教授

 

■緑の列島 木の家スクール富山2013 概要
この講座は富山県建築士会のCPD認定プログラムです。1回3単位(予定)
講義期間 2013年11月9日~2014年3月8日(計4回)  時間 13:30~17:00(4回とも)
外部研修 12月7日(1回) 外部研修の参加・不参加は自由です。
※講義日・講師・講義内容・会場は、都合により変更になることもありますので、あらかじめご了承下さい。

 

■募集要項 受講対象者 木造建築に携わる設計者・施工者・林業関係者・学生、または木の家づくりに興味のある方
受講料 全講義受講の場合 16,000円 受講料は初回受講時に徴収させていただきます。
外部研修不参加の場合でも受講料は変わりません。参加の場合の交通費は含まれておりません。
全講義受講者の定員 45名(申込み先着順)
希望講義のみ受講の場合 1回につき6,000円 受講料は受講時に徴収。申込みは希望講義日の1週間前迄。
申込み方法 下記の申込書に記入の上、FAX又は郵送でお申込み下さい。又は、申込必要事項を書いてE-mail にて。

 

■講義会場 富山県総合情報センター 1階セミナー室 住所 富山市高田527
※外部研修の会場は、金沢工業大学地域防災県境科学研究所

 

■申込・問合せ ※事務局持ち回りのため、昨年と違いますのでご注意下さい。
緑の列島木の家スクール富山事務局

寺家建築設計事務所内  担当 寺家(じけ)

〒930-0862 富山市有沢474-33
TEL 076-421-3616 FAX 076-421-3638  E-mail zike.s@nifty.com

 

スクールのパンフレット・申込書は、こちら。(PDF)

 


2012年7月26日

木の家スクール富山 2012年度 受講生募集のお知らせ!

「木の家をつくる達人」養成講座

緑の列島木の家スクール富山2012

 今年は、2012年10月20日から開講です。

 今年度の受講をお待ちしております!

 

 

■講義内容
第1回(10/20)木材の住科学―森林・木材・木造建築を考える
          有馬 孝禮 東京大学名誉教授
第2回(11/10)木構造レベルアップ講座Ⅰ
          秦 正徳 富山大学芸術文化学部学部長
第3回(12/ 1)木構造レベルアップ講座Ⅱ
          山辺豊彦 (有)山辺構造設計事務所
第4回( 2/16)省エネ住宅設計手法
          野池政宏 住まいと環境社
第5回( 3/ 9)木組のデザインと古民家再生
          松井郁夫 (株)松井郁夫建築設計事務所
外部研修(開催日未定) 構造要素実験見学
          後藤正美 金沢工業大学環境建築学部教授

■緑の列島 木の家スクール富山2012 概要

この講座はCPD認定プログラムです。1回3単位(予定)
講義期間 2012年10月20日~2013年3月9日(計5回)  時間 13:30~17:00(5回とも)
外部研修 1回 外部研修の参加・不参加は自由です。(開催日は、11月中旬から12月中旬の土曜日を予定)
※講義日・講師・講義内容・会場は、都合により変更になることもありますので、あらかじめご了承下さい。

■募集要項 受講対象者 木造建築に携わる設計者・施工者・林業関係者・学生、または木の家づくりに興味のある方
受講料 全講義受講の場合 20,000円 受講料は初回受講時に徴収させていただきます。
外部研修不参加の場合でも受講料は変わりません。参加の場合の交通費は含まれておりません。
全講義受講者の定員 45名(申込み先着順)
希望講義のみ受講の場合 1回につき6,000円 受講料は受講時に徴収。申込みは希望講義日の1週間前迄。
申込み方法 下記の申込書に記入の上、FAX又は郵送でお申込み下さい。又は、申込必要事項を書いてE-mail にて。
 

■講義会場 富山県総合情報センター 1階セミナー室 住所 富山市高田527

※外部研修のみ 地域防災環境科学研究所(金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス内)

 

■問合せ  緑の列島 木の家スクール富山事務局

草野鉄男建築工房内 〒930-0981 富山市西新庄10-10
TEL/FAX 076-433-7117  E-mail toyama-mokkouken@mbg.nifty.com

スクールのパンフレット・申込書は、こちら。(PDF)


2012年7月25日

H24年度 伝統的構法の設計法作成および性能検証実験検討委員会がスタートしました

平成24年6月1日に第一回の検討委員会を開催して、今年度の委員会がスタートしました。今年度は、伝統的構法の設計法の完成を目指して、検証のための実大実験をEディフェンスにて行います。また、その報告会のフォーラムも予定してます。また、構法歴史部会による全国キャラバンも秋から始まります。皆さんのご意見をお待ちしております。


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