「近くの山の木で家をつくる運動」の提言と推進

当NPO法人は、日本各地で、都市と山をつなぎ、近くの山の木を利用しての木造住宅の普及推進をされている個人、団体、法人、行政のプラットフォームとなり、情報交流および情報発信の場としての利用を呼び掛けております。会員になりますと、このHPの会員活動の欄に、ブログ形式で自らの活動の告知を書き込むことができます。また、会員3名が集まれば、地域グループとして認定し、地域グループの欄にてブログ形式で、地域活動の報告やイベントなどの告知ができます。当法人としては、積極的な各地の情報発信をお願いしております。

「森林ボランティア基金」の助成金の交付

当法人に登録されている地域グループで活動をされる方へ、助成金を交付しております。地域グループで行う森林の手入れ作業への応援資金として役立て、林業に従事していない一般の方が、 山に入りやすくする環境づくりや、山の実状を多くの方に知ってもらうために助成金を交付します。植林や間伐体験活動などです。

緑の列島木の家スクールの開催

主に建築関係者、木材関係者向けに林業、木造や環境に関する専門分野の講師を招き、勉強会や建築、林業の現場への見学会や一般向けの公開講座などを開催しております。現在の開催場所は、名古屋と富山です。
[ 緑の列島 木の家スクールの詳細 ]

メールニュースの発信とニューズレターの発刊

会員、賛助会員の皆様には、メルマガとしてのメールニュースをほぼ毎月発信し、林業や木造住宅に関連するニュースを発信しております。また、年に1回、ニューズレターを発刊しており、会員、賛助会員の皆様に郵送しております。

「これからの木造住宅を考える会」との連携

2007年の建築基準法の改正に伴い、伝統構法住宅を建てることが難しくなったことがきっかけで、財団法人 住宅産業研修財団 優良工務店の会、職人がつくる木の家ネット、特定非営利活動法人 伝統木構造の会、特定非営利活動法人 日本民家再生協会、社団法人 日本曳家協会 と当法人が、連携して勉強会を開催しております。
この活動の一貫として「伝統的構法の設計法及び性能検証実験検討員会」の事務局を担うこととなり、平成22年度~24年度の三年間、国交省から補助金を頂いて運営してまいりました。

「職人がつくる木の家ネット」との連携

設立の経緯から、二つの団体は、国産の木を使って木造住宅を建てることを推進することを目的に、当法人はNPO法人に、「木の家ネット」は任意団体として、これまで活動を進めてきております。両団体は、目指す方向性が似ており、それぞれの役割がありますが、今後、一層の連携を図りながら社会的な意義のある活動を推進していきます。

伝統的構法の設計法作成について

平成22年度から平成24年度までの三年間、「伝統的構法の設計法及び性能検証実験検討委員会」を組織し、国の補助事業として事務局運営をしてまいりました。
検討委員会として、新しい伝統的構法の設計法を作成するために実大実験・要素実験・解析・設計法確立のための会議、各地に残る伝統構法の建物の調査、木材の天然乾燥調査、古材の調査、伝統構法普及のための広報活動としてのキャラバン講演会、フォーラムなどを主催してまいりました。
今後は、新しい設計法を国が法制化するまでの見届け、協力して頂ける研究者、実務者、行政と共に、作成した設計法の検証作業、実務者への設計法の利用に関する講習会などに協力をしていく所存です。