2008年04月21日

2008/4/20 里山交流会の報告(関西自然住宅推進ネットワーク)

里山交流会の報告

 4月20日(日)京都市右京区京北で里山交流会を開催いたしました。当日はお天気もよく、京阪神から26名参加していただきました。9時30分京都駅から1時間の所にある京都市京北銘木協同組合に集合し、前日開催されました京都市京北銘木協同組合の市を見学させていただきました。多くの見たこともないような銘木にあちこちで歓声が上がりました。その後開式を行い、車に分乗して山へ向かいました。3tトラックが通っているという道ですが、細い道でいつ脱輪するか大変怖かったです。車を降りてそこからは歩きです。前日まで天気が芳しくなく、泥だらけになりながら植林する山に向かいました。植林の現場は前年度伐採した後の斜面で全部で杉苗1000本位植林する内の一部です。現場に到着してまず驚いたことは、植林する斜面が急なこと、植え方の説明を受けて3〜4人一組になり鍬と鎌と杉苗の袋を持ちそれぞれの場所に登っていきました。斜面が急なので斜面を崩さないように穴を掘り、土の中野葉っぱや根っこを取り除き根っこが山側に張るように向きを確認し根っこを広げて杉苗植え、土をかぶせ上から固めて1つあがりです。植える間隔は約1m間隔で日の光が遮られないように千鳥に植えていきます。文書で書くと簡単なのですが、これが山の急斜面ですので大変な労働です。登るときは上しか見ていないのでそれほど怖くないのですが、登ってから下を見るとその険なこと。植える場所を整備していただいた後ですので素人でも何とか出来ましたが、山の方の仕事の大変さを改めて認識しました。その後植えた後の杉苗木に支えの杭を打ち、縄でくくっていきました。参加者は仕事は大変であったけれどおもしろかったという意見が殆どで、この杉が大きくなるための草刈りや下刈りも参加したいなという思いでした。植林終了後、来た細い道を戻り、京都市京北銘木協同組合の広場でバーベキュー、地元の方が準備して下さった鹿の肉や鮎、椎茸等いただきながらの懇親会でいろいろと意見交換をし、あらためて山を維持し次の世代へとつないでいくことの大切さを認識しました。

(文 光島善正)

主催 京の杣人工房 艸風館、空、(ふう)

 

共催 関西自然住宅推進ネットワーク

                

後援 緑の列島ネットワーク、京都市

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そまびと