速報=河原大(実験検証部会 事務局)
1月24日(火)は大きな寒気が近づき、北陸を中心に日本全国各地で寒い、雪の降る一日となりました。富山県から見学に来られた方からも朝にご連絡をいただき、降雪の様子をお答えしました。富山県ではかなり積雪があったようですが、金沢にはほとんど積もっておりませんでした。
金沢工大で行われている今回の一連の実験は、土塗壁の小舞の間隔が変わった時、復元力特性・破壊形態にはどのように影響するのかということを主に知るために行われているものです。
試験体
当日は小舞間隔が55mmのものについて、午前中に1P幅のもの、午後に2P幅のものというスケジュールで実験を行いました。見学者の方には、大変形(1/30〜1/10[rad.])辺りで見学いただきました。

写真1 実験中の様子
試験結果
2種類の試験体が描く復元力特性は、ほとんどちがいがなく、最大耐力だけで見ると、小舞間隔が35mmの方が少し大きいかというところです。
損傷状況
正面から見た各変形角での損傷状況としても、両種類とも明確な差は認められないように見受けられます。

写真3 小舞間隔55mmの変形の様子(写真クリックで拡大します)
個人的には20mmの差は大きく、間隔の狭い方が大変形角での土の剥落が大きかったり、これによって塑性域での曲線の形状が変わったり、などということを想像していたのですが、速報程度の結果からだと、あまり影響はないということになっています。
ほぞの損傷状況や計測した構面のせん断変形などについて詳細な検討を行って、仕様による影響がどの程度あるのか、もしくはないと言えるのか、ということを明らかにしていく予定です。




