会員の活動 « 新 緑の列島ネットワーク
2009年9月17日

京都 「間伐体験と春の京北 花見の会」

「京北の木で家をつくろう」ネットワーク 住吉 です。
この程、「間伐体験と春の京北 花見の会」を催します。
桜の名所、常照皇寺や地元の方の案内で隠れたスポット等を巡ります。
昼は、地元の食材に舌鼓をうち、午後から間伐体験です。皮むきも行います。  お近くの方は、ご参加頂きますようお願い致します。

 開催日時 平成21年4月19日(日)
 募集人数 28名(先着順)
※ 雨天決行
午前8時00分集合〜午後5時30分解散予定
 参加費 大人  1500円(昼食を含む)
子供(中学生以下)1000円(昼食を含む)
 集合場所・時間 北大路バスターミナル:午前8時 ・JR二条駅:           午前8時20分、ウッディ京北:午前9時10分
申込と詳細は、http://keihokunet.exblog.jp に載せております。


2008年10月27日

京都 「京北 片波の森散策と山の製材所見学ツアー」のご案内

天高く、さわやかな季節となりました。
皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、猛暑と騒がれた今年の夏もようやく去り、今年も山には紅葉の季節が近づいてまいりました。
「京北の木で家をつくろう」ネットワークでは、京北の自然と山の製材所を見るツアーを企画しました。今回は同日行われます、野菜などの特産品や色々なブースも出て、賑わいを見せます「京北ふるさとまつり」を楽しみ、普段見られない山の製材所で、山の木が建築材になる工程を見学し、お昼は、京北で唯一の造り酒屋(今は地ビールも作っておられます)羽田酒造のビアハウスで昼食を取り、バスで紅葉の美しい片波川源流域の自然環境保全地域 伏条台杉(ふくじょうだいすぎ)群生地の2時間ほどの散策と自然の秋を楽しめる 盛り沢山な企画となっております。
まだ、少し空きがあります。近々ですがご参加下さいますようお願い申し上げます。

                    記
日時: 平成20年11月3日(祝日、月)
集合 (京北)9時20分集合 又は、(京都市内)8時集合(場所は、後日調整の上お知らせ致します。)
解散 午後4時ごろ羽田酒造駐車場にて解散 (京都市内は約1時間半後)
集合場所:「京北ふるさとまつり」会場内 「京北の木で家をつくろう」ネットワーク ブース前
      (右京区周山 ウッディ京北前駐車場)
※ お車でない方は、京都市内より車に分乗で向いますので。申込時に申し添えください。 

参加料: 大人    1,500円(昼食を含む、お酒は別途)
子供(中学生以下)  1,000円(昼食を含む)
    (食事なしの幼児は無料)
            参加費は、当日現地にて申し受けます。
募集人数:      30名(先着順)
その他:       動きやすい服装。 道は整備されていますが、滑りにくい靴で参下さい。
           小雨の場合も実施いたします。
申し込み方法:
添付のチラシ 申込書をFAXまたはメールのいずれかに(1)住所 (2)参加者全員の氏名および年齢
 (3)連絡先電話番号・FAX番号 (4)集合場所をご記入の上、下記までお申し込み下さい。 
後日、受付確認のご連絡をFAX又はメールにて致します。 

申込先:
〒603-8484 京都市北区衣笠氷室町48-28 「京北の木で家をつくろう」ネットワーク 事務局 (ア-クス建築事務所内)
FAX : 075-467-9293   Eメール : keihokunoki@gaia.eonet.ne.jp
(お問い合わせ Tel : 075-467-9292)


2008年6月30日

【メ-ルニュ-ス.005 学生も参加の地域グル-プ「京北の木で家をつくろう」ネットワ-ク】

【今月のニュース・・学生も参加の地域グル-プ「京北の木で家をつくろう」ネットワ-ク】

今月のメ-ルニュ-スでは、京都の地域グル-プを紹介します。
今後もメ-ルニュ-スで、他の地域のグル-プも取り上げていきたいと思いますので、
ご関心のあるグル-プの方は、事務局までお問い合わせください。

さて、第一回目は、京都市に事務局を置く「京北の木で家をつくろう」ネットワ-クのご紹介です。代表で、設計士の住吉豊さんに、取材協力を頂きました。

ネットワ-クの名前にもなっているとおり、この会は京都の北部にある京北をフィ-ルドに活動を行っています。京都の屋根と称される京北は、町の面積の93%を森林が占めており、昔から良質の材木を生産してきました。長岡京遷都(784年)以来、新しい都をつくるための木材生産地として御杣御料地に指定され、現在でも、北山杉の磨き丸太で知られる日本でも有数の林業産地です。

都を作るためだけでなく、京北材は、生活の場である町屋にも多く使われてきたことでしょう。京の町の中で、凛と佇む町屋とも、そこで生活する人々とも、京北材は深いつながりを持っているのではないでしょうか。しかしながら、この地も他の林産地と同じように、時代の流れに沿って元気を失っていったそうです。
その京北の地で、現状の問題を話し合い、課題解決をしながら、京北材と絆が深い「京の街づくり」に活かすことを目的に「京北の木で家をつくろう」ネットワ-クが、2005年7月17日(祇園祭山鉾巡行の日)に立ち上がりました。
ネットワ-クのメンバ-は、一部の利害関係者だけではなく、問題意識と志がある様々な立場の人が、広く集い意見を交わせるようにとの想いから、募っているそうです。現在の構成メンバ-は、林業家が2人、製材が1人、そして設計施工者が9人のほかに、研究者、教育者、一般の消費者や学生もメンバ-に入って活動しています。

ネットワ-クでは、より多くの京北材が使用されるように、京北地域の良さや、京北材の認識など、個人単位ではできない普及啓発を、建築現場見学会、森林組合・森林見学会などを通して、を行っているそうです。
このネットワ-クの特徴は、林業家、設計士、施工者の他に、研究者と教育者、そして学生が入っていることでしょう。緑の列島ネットワ-クの顧問である鈴木有氏、そして、同じく理事である佐野春仁氏も、このネットワ-クの構成メンバ-です。学生さんたちは、ネットワ-クの会合への出席はもちろん、茅葺民家補修の為の茅刈り、京北森林組合内の木造乾燥倉庫を伝統構法で設計・建設といった実務にも積極的に関わっているそうです。

佐野氏は、活動を通して、学生自身が卒業後の仕事をポジティブに考えてくれるようになったと、感じているそうです。学生さんとのコラボレ-ションが、このネットワ-クの活動をよりパワフルに、そして京北と京都の2つの地に渡って広く活動するエンジンとなっているようです。

現在、ネットワ-ク内で木材価格の協定などは設けていないそうですが、メンバ-に木材商の方もいることから、ネットワ-ク内だけで材を普及させるのではなく、一般にも広く普及させたいという考えで木材を取り扱っているそうです。そのための、価格調整や品質表示、出荷量の安定、街側でもストックヤ-ドの確保など、今後取り組まなくてはならない課題についても、今後検討を進めていくそうです。

京北地域は、市町村合併で京都市に編入され、また京北へのトンネル開通が決定したことによって、これまで都市計画の規制がなかった京北地域が、他の都会の周辺地域と同じ無秩序な開発にさらされています。京北地域の文化を見直し住民の意識を喚起して、良い景観を残しながら地域の活性化の道を探る活動を進めていき、その中で林業の里を活かす策を考えていくそうです。また、佐野氏の学生さんたちや京大の学生も引込んで、京北地域のまちおこし活動をして行く中で、主幹産業である林業への京都市民レベルでの関心を高めて行きたいとのお話もうかがうことができました。

山と街の2つのフィ-ルドを、より一層強くつなげていく、「京北の木で家をつくろう」ネットワ-クの活動に、今後も注目していきたいと思います。「京北の木で家をつくろう」ネットワ-クでは、随時メンバ-も募集しています。関心のある方なら、何方でに参加できるそうですので、ご興味のある方は、下記のURLよりお問い合わせください。

-京北の木で家をつくろう」ネットワ-クからのお知らせ-

・         7月27日(日) 京北地域にある森林公園にて子供向け木工教室を実施
・         11月 京北の民家を回る見学会を予定
・         京北森林組合 加工センターが近々JAS工場の認定を受ける予定

イベント内容や、ネットワ-クの詳しい内容については、下記のURLをご参照ください。

http://www.green-arch.or.jp/group_keihokunokii.html

また、「京北の木で家をつくろう」ネットワ-クに参加している学生さんが
所属する京都建築専門学校のURLは、下記の通りです。学校でのカリキュラムは
木造建築を担う人材の養成として、非常に興味深い内容ですので、こちらも是非
ごらんください。
http://www.kyotokenchiku.ac.jp/index.html


2008年6月22日

地球「環境」の運動を

昨日のネットニュース、フジサンケイ「すかいらーく 2600店で割りばし中止」の記事 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000019-fsi-ind 

ファミレス一グループが、日本の全人口の倍、年間2億5000万膳、総量「650トン」が使っていた量なそうです。これだけ逆に森林破壊に貢献していたものが、全部中止という大英断です。 

一グループだけでこれだけですから、恐らく想像できな位、只数10分で「ゴミ」になるのです。 

「清潔と潔癖性」に買い鳴らされた生活が、これだけ地球破壊をしてきたのです。 

そのゴミを収集、燃やしための労力などやめる事による。浪費から開放されるなんて素晴らしいことです。その他色々な処で「割りばし中止」の運動が始まっています。 

それでも一グループは国全体の1%なそうで、国内全体の年間使用量は250億膳、6万5000トン(4t車で16,250台)数の大きさには絶句です。

 

1人が年間200回使っているという計算になります。・・・・・・・・・・考えなくちゃ。孫の世代が哀れだ。 

 

国会議員さん。中央官庁のお役人さん「クールビズ」の次はこれだね。 

その他の記事 

【サブカル最前線】アキバからエコ!メイドがマイ箸を配布  

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/139150/ 

   


2008年6月3日

【Mail News vol.004 環境省が進める空調設定温度28度神話??】】

ク-ルビズに、環境家計簿。環境省が進める身近で出来る温暖化対策の
一例です。ク-ルビズなどは、導入から3年経ち、世間での定着も評判も、
そしてCO2削減効果も数字で現れるようになってきました。
このク-ルビズ、もともとは、エアコンの温度設定を28度にしてCO2削減をしようと
いう目的から、導入されました。

今年、4年目を迎えるこの制度ですが、今一度原点に立ち返って、この目的について
考えてみたいと思います。

『家の造りようは夏を旨とすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き頃わろき住居は堪へ難き事なり。』とは、兼好法師の有名な言葉です。高温多湿の日本での家づくりを表現し、今でも多く引用されています。
今では、技術と意識の変化により夏も冬も意識した家づくりが、進められています。

暖房は、地域にもよりますが、外気温より20度前後も上げる必要があります。一方、猛暑の昼間34度だとしても、28度にするには、6度下げればよいだけなのです。
暖房と比べて冷房の方が、扱う温度差は小さいものの、その難しさは、
みなさんのこれまでの経験からも、想像していただけるでしょう。

私たちが、暑い・寒い・涼しい・温かいと感じるのは、私たちを取り巻く環境との
相対によって決まります。これには、4つの要素があります。
一つ目は、対流。風が吹けば涼しく感じます。二つ目は、蒸発。液体が気化するときに

熱を奪う現象です。私たちが夏に汗をかくのも、体から熱を奪うためです。
三つ目は、伝導。同じ温度でも、熱伝導率の高い金属にふれるのと、木片に触れるのとでは、感じ方が違います。そして、四つ目は、放射です。全てのものは熱を帯び、そこから放射熱という熱を出しています。真夏のアスファルトは、50度にもなり、そこに立つだけで、放射を受け暑く感じます。
これらを見ても分かるように、私たちがコントロ-ルすべきは、空気ではなくこの4つの要素であることが分かります。

日本の家屋は、茅葺や土壁によって断熱性能が高められていました。また長く出た庇は、直射日光をさえぎり、土間を涼しく保つことができていたのです、そして田の字型の居住空間は風を通しやすく、非常に利にかなった作り方をしていたのです。
現在の日本の住宅の多くには、庇がありません。これらの住宅には直射日光はもちろんですが、温められた窓からの再放射、そしてベランダからの放射(照りかえし)があり、加えて構造の変化によって細かくなった間取りでは、風を取り入れることも出来ません。

このように、どんどん熱を取り入れる構造をしているのに、『エアコンの設定温度は、28度で』というのは、非常に難しい話なのです。
夏を涼しく、そして冬を暖かく過ごすのに、まるでエアコン1つでコントロ-ルできるかのよう、環境省は言っていますが、実際には建築側との協働において初めて
得られるものです。

先進国と呼ばれる国々で、空気によってコントロ-ルをしているのは、アメリカと日本くらいです。欧州では、放射熱のコントロ-ルが、大原則です。

洞爺湖サミットを控えた今年、CO2削減について話している会場が、エアコンで空調コントロ-ルをしているとなれば、日本は世界の笑いものです。

今、都心では小中学校へのエアコン導入が急速に進められています。エアコン導入をすると、子供たちは休み時間に外へ出なくなり、また長期的には汗をかきにくいつまり体温調整をしにくい体になることが報告されています。

この問題は、環境省だけのことではありません。国交省、それからエアコンによる健康への影響を考えるために厚生省・文科省が横に連携をして取り組むべき問題なのです。

※今回の話題については、近山スク-ル東京で、武蔵工業大学の宿谷先生に
よる分かりやすい講座がありました。講座の内容は、下記URLからご覧ください。
http://tokyo.school.chikayama.com/news/news015/home_jp.html