今回、木の家スクールとしては、10年以上経て、
二度目の三重県尾鷲市の速水林業さんへ
「人工林の環境管理(FSC認証林)と合理化された高品質ヒノキ育林」
の見学会でした。
10/17(土)朝6:50に、
名古屋工業大学に受講生と学生含めて約60名が集合し、
バスでの移動(一部自家用車)でした。
尾鷲について、打ち合わせ間違いから、到着地点を間違えて、
移動に手間取りましたが、
無事に速水林業の大田賀山林に到着いたしました。
あいにく雨が降ってまいりましたが、
テント屋根の明るいセミナーハウスにて、
速水林業代表、株式会社森林再生システム代表取締役の
速水亨(はやみ とおる)氏から、
パワーポイントによる講義を頂きました。
http://www.re-forest.com/hayami/index.html
講義のテーマは、「日本林業と速水林業 2015」で、
日本の林業の現状から世界の林業の現状まで、
実際に海外まで視察に行かれてのお話しを伺いました。
黒い森で有名なドイツの森林のお話しでした
Schwarzwald
また、速水林業は、FSC認証を受けた森林ということで、
日本の大半の人工林との違いについてのご説明を受けました。
緑色のグラフが速水林業さんの山の状態で
木材の年数が古いものから若いものまである
また、海外においては、森がなくなることは、
遠くの森から燃料である槇を毎日運び続ける役目を
子供や女性のような弱者の役割として、
人権を奪うことにも繋がっていることであり、
生命の危機に直面しているという
実態であることを学びました。
速水林業のヒノキは、年輪幅が一定できれいな円となっている
熱心に傾聴して聞き入る受講者でした
奇跡的に雨もあがり、外で各自が持参したお弁当を頂き、昼の休憩です
速水さんに入れて頂いた珈琲を皆さんでいただきました
第二部は、午後からの実際の山の見学の話をリポートします
(文責 緑の列島ネットワーク 理事長 大江忍)