ストゥディオ・プラナ代表の林 美樹さんに、『自然な建築と暮らしをデザインする』のタイトルで、都市部でも可能な自然な生活と住まいについてお話を伺いました。
「草屋根はどうしても作りたかった」妻と、「冷房は使いたくない」夫のお二人の施主のたっての希望により、草屋根に初挑戦。始まりはこんなイメージから。
3度目の夏を迎える屋根の野芝は建物となじみ、住宅街にそこだけ里山の風情。
既製のステンレス鋼板と軽いヤシマットを使い、施主、設計士、下職、友人一同で施工することで、予算を抑え、オンリーワンの草屋根ができる。
芸術(美しい建物)は人々に愛され、命を永らえる。伝統的手法で家を建てる事が、自然の循環サイクルに近付き、建物の寿命を延ばす。トータルでローコストな建物や暮らしが、林さんの目指すことだ。
季刊誌『住む』の2009年夏 NO.30に草屋根の家が載っています。