2009年07月09日

7/18【 これ木連】勉強会「伝統構法を読み解く 階層的構造システム」のご案内

緑の列島ネットワークも、主催団体として名を連ねている『これからの木造住宅を考える連絡会』では、「伝統構法」に関し共通認識を持つことを目的に、2月から連続勉強会を開催しています。

 その第2回目として、7月18日に勉強会を開催することになりましたので、ご案内いたします。
皆さん、ふるってご参加ください。

『これ木連「伝統構法」を考える連続勉強会

 第4回 伝統構法を読み解く 階層的構造システム』【勉強会の内容】

 

 わが国の伝統的木造建築には、土台と足固め、通し柱と管柱など、二部材を一対として架構を作るルールが存在し、各一対の部材の間に適宜壁を挿入することによって、建物の振動性状を調節しています。このような伝統構法の架構原理を手本とすれば、新しい木造建築構造システムが可能となります。
 
 今を伝統構法再出発の時期と捉えたいと語る渡辺一正氏が、伝統的木構造の再評価すべき要素を読み解きます。

「地下構造の複雑さを考えると、地震入力の完全な予測は不可能である。いくら耐震性能を高めても、予想外の入力によって壊れることは多分にあり得る。重要度の低い部分での損傷は、許容せざるを得ない。その損傷がヒューズの役割を果たし、主要な部分の安全を確保することができればさらによい。伝統的木構造には、部材の壊れる順序用意、階層的構造システムを読み取ることができる。このような伝統構法を手本とすれば、新たな木構造システムを確立できるのではなかろうか」 

【日時】7月18日(土)13:30-16:30(開場13:00)

【会場】千代田区九段上集会室
    市ヶ谷駅徒歩15分 九段下駅徒歩13分  東京都千代田区九段南2-9-6

【講師】鳥取環境大学教授 渡辺一正氏

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【参加費】2,000円

【定員】60名(申込順、定員になり次第締切)
【申込】これ木連事務局(koremoku@e-mail.jp、ファクス 03…)宛、参加者1名ごとに、氏名、所属、電話、ファクス、メールアドレスを明記のうえ、7月15日(水)までにお申し込みください。

【連絡先】「これ木連」事務局 担当:金井
    電話 03-5216-3541  携帯 090-7735-1460