進捗状況

2011年7月27日

7/22(金)切妻屋根の面内せん断試験@近畿大学

7/22当日は、担当委員を含め、30名ほどの参加となりました。

今回の実験は、両側の軒桁を加力することにより屋根を水平構面として評価する際の床倍率を求めるものに相当します。試験体は、軒方向に4P妻方向6Pで4.5寸勾配の対称切り妻屋根、小屋貫あり瓦荷重ありというものです。

試験前の結果予測、考え方は

「在来工法切り妻屋根では野地板に合板を用いるため、垂木-桁接合部の破壊が支配的となりますが、伝統構法では野地板面のせん断剛性が低いため、小幅板の野地板がずれるのみで、垂木-桁接合部の破壊は見られず、野地板に打った釘のせん断性状からおおむね計算で屋根全体のせん断挙動が推定できる。」

ということでした。実験を行ったところ、当初の予測通り、軒桁間のせん断変形角が1/15[rad.]を超えても試験体に顕著な破壊は生じず、野地板のずれが支配的ということとなりました。

荷重-変形角関係、野地板のずれのグラフです。

今後これを含めた一連の実験を通して、屋根構面の評価式を作成されていくということです。